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ご家族やお友達で、

ペットを亡くされた方がいらしたら

そっと教えてさしあげてください。

「虹の橋」の詩を。

虹の橋/作者不明
天国の少し手前に、

「虹の橋」と呼ばれている場所があります。
 この世界で生前、誰かと寄り添い、

暮らしていた動物たちは、
その命の灯が消えたとき、

「虹の橋」のふもとへ行くのです。


そこには、草原や丘が広がっていて、
動物たちはそこで駆けまわり、
ともにじゃれあって、
楽しく遊んでいます。
 
おなかいっぱいのごはんと、

きれいなお水、
そして優しい太陽の日差しに溢れていて、
みんながそのあたたかな場所で、

のんびりと暮らしています。


病気にかかっていた子も、

年老いた子も、

みんな元気を取り戻し、

傷の痛みに苦しんでいた子も

すっかり健康なからだを取り戻し、

昔のように、そしてまるで

夢のように、そこでは過ごしているのです。


動物たちは幸せに暮らしているのですが、
たったひとつだけ、

心を満たしていないことがあります。
それは、かつて共に過ごし、

愛し合い、寄り添っていた人が、
ここにいないことが、

恋しくて、寂しいのです。


動物たちが一緒に遊んで、

駆けまわっていたある日、
ある子がふっと立ち止まり、

遠くを見つめていました。
その子の目は、次第にキラキラと輝きだし、

よろこびで震えだします。
突然、その子は仲間から離れ、

草原を飛ぶように走っていきます。
速く、速く、それはまるで風のようです。


その子の視線の先にいたのは、
共に過ごし、愛し合い、

寄り添っていたあなたでした。


その子とあなたは、虹の橋のふもとで

再び出会います。
あなたは、愛するわが子を抱きしめ、

愛情いっぱいにふれあい、
二度と離れることはありません。


あなたは満面の笑みで

幸せにあふれたキスを受け、
もう一度、愛するわが子を

抱きしめるのです。
そして、わが子の顔をのぞきこみ、

見つめあっては、語りかけます。


きみと別れてからの長い長い人生を、
私は一生懸命生きてきたよ。
その中で、きみを忘れたことは

一度たりともなかったよ。
やっと会えたね。


そしてあなたたちは寄り添いあって、
共に天国へ続く

虹の橋を渡っていくのです。

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